憂きまど

タイトルは「憂き事のまどろむ程は忘られて覚むれば夢の心地こそすれ」より。某大学国文学修士の人が趣味丸出しでおくる、アニメや小説の感想を中心になんでも。超気まぐれ更新。読んだ本はこちら→https://bookmeter.com/users/337037 Twitterは→@konamijin

テコンダー朴のネタでアカウントロックされる男

 タイトルの通りだ。早速本題に入ろう。私のTwitterアカウントが昨日から今日の午前1時頃にかけて、アカウントロックを喰らっていた。朝起きて覗いた際には何も問題がなかったのだが、その後空き時間に開いてみるとびっくり。何事かと思った。届いたメールをみてみると、どうやら8/29の午前10:56にアカウントロックされたようだ。そこから指示に従って電話番号認証をし、問題だと指摘されたツイート三つを削除。すると「ご利用のアカウントは一時的に機能が制限されています」の表示と共に、ロック解除まであと何時間何分かかる、という画面となった。私の場合は、約15時間30分ほどのペナルティが与えられた。以下は暫くたってからの画面。

 

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 最初はTLのチェックなどができたが、いいね、RT、リプライを送るなどの機能の使用はできないという状況になった。そこから、スマホでログインすると、エラーを吐いてロック解除の2時間前くらいから何も見れなくなってしまった。この辺りの仕組みはよく分からない。

 さて、では私のツイートの何が問題だったのか。Twitterでそのことを話し始めるとそれでまたロックされるという間抜けなループにはまる可能性があるので、こちらで考えてみよう。私に届いたメールには、以下の三つのツイートがダメだと書かれていた。スクショを載せよう。

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 これらは全て、人権派格闘技漫画こと『テコンダー朴』(青林堂)内にある、界隈では有名なネタである。内容も全部同じようなものだ。これが特定の民族など様々な属性への「暴力を助長」などにあたるというわけだ。Twitterで検索してみると、どうやら同様のツイートで前にロックや凍結を喰らったという人がちらほら。「いきなりロックかよ?ツイッパリらしいな」と言いたいところだが、では具体的にどれがダメなのか。

 ここからは、同じくテコンダー朴ネタでロック・凍結された人の報告と、「どのルールに違反しているのか」という文言を読んだ上での私の考えを合体させてのごく簡単な推論となる。先に言えば、見方は2つ考えられる。一つが、「劣等民族」と「殲滅」を一つのツイートに並べてしまったのがアウトと判定されたというもの。極めつけは「殲滅」だ。恐らくTwitter側は、これを日本人へのジェノサイド(民族浄化)を呼びかけるもの、まさに「暴力を助長」するものであると判断したのだろう。テコンダー朴のネタとは関係ないが、「○○(特定の)民族」と「殲滅」というワードを並べたツイートでロックされていたという人を見かけた。それも同じパターンだろうか。どうやら「チョッパリ」も問題がありそうだが、特に「殲滅」というワードと並べてしまうとアウトという報告がある。

 もう一つ考えられるのが、そもそも「劣等民族」というワードがアウトという可能性。劣等民族というと、ナチスユダヤ人などをそう規定して虐殺するという狂気の戦争犯罪を想起させるのかもしれない。私は日本人であるが、なるほど別の国や民族ではなく、同じ日本人への「劣等民族」というワードを用いた場合もアウトのようである。そもそも発信者が誰かという辺りは勘定されていないのだろう。もし仮に同じTwitterという場で、白人至上主義者の人がこういったツイートをしていたならば「それはアウトだ」と思うだろう。発言者ではなくTwitterという「場」の問題であると考えられる。

 私がこのネタをやったのは今回が初めてではなかったが、最近は長期間ログインされていないアカウントが削除・ロックされるなど、Twitterの言論プラットフォームは様々な面で厳しくなってきている。過去の同様のネタも念のため自分から削除したが、今後ついうっかりこのネタを使ってしまいそうになる人などは、先達として私から注意を呼び掛けておきたい。同様のツイートを既にしてしまっている人は、ロックが嫌なら今すぐに自分でツイートの削除をすることだ。漫画の、しかも他国への中傷ではなく自国の中傷ネタであってもダメなものはダメらしい。今後はテコンダー朴ネタをやるにしても、これだけは避けた方がいいのは間違いない。

 次はないと思うが、またアカウントロックや凍結などの憂き目に遭った場合はこのブログで報告する。私のことをTwitterで最近見かけなくなったね、とふと思うような物好きな方はこちらをチェックしてみて欲しい。